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いかりや長介

だめだこりゃ

新潮社

P.82
クレイジーのリーダー、ハナ肇さんが酒に酔った勢いで私たちの前に立つといきなり言い出した。
「おい、お前たち、芸名はあるのか?」
私は一瞬キョトンとした。
大体バンドマンに芸名なんてないのが普通だ。クレージーだって、はっきり芸名を名乗っているのは、ハナ肇(物事の最初という意味の「はな」と「はじめ」)と谷啓(ダニー・ケイのもじり)だけで、植木等、犬塚弘、桜井センリ(千里)などは本名だ。
「芸名などありません」
「それじゃ今から俺がつけてやる」
「はぁ」
「いかりや、お前、下はなんと言ったっけ」
「いかりや長一です」
「長一はよくないな。ちょういちっ、で止まってしまう」
赤ら顔のハナさんは「いち」のところで空中に大きく漢字の一を書いた。
「はぁ?」
「そうだ、長介がいい、スケーッって伸びるからな」
今度はハナさん、「スケ」のところでタテに二本スーッスーッと縦棒を書いた。
「いかりや長介にしろ」

P.136
音楽的にはブーちゃんが一番しっかりしてた。和音のとり方、コーラスの作り方とか基本がしっかりしていた。私は四流ハワイアンだし、仲本なんて音楽のうちに入らない。仲本の歌は音楽を冒とくしている。私と同じで、歌わない方がいい。人類のためだ。
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